仕立てオプション「居敷当て」

居敷当てはキモノの後ろ身頃の下半身部分につける当て布のことを言います。居敷当ては女性、男性用いずれも同じ仕様です。

居敷当てのメリット

・透け感がある薄手のキモノの場合は下着の透けや表地のダメージ（縫い目の保護・生地の部分伸び）をかなり軽減します。

・キモノの生地に直接触れないので汗や汚れが付きにくい効果もあります。

・単衣の薄色では足が透けて見えるのを防ぐ効果があります。

・木綿や紬など歩行の際にスベリにくいキモノは足さばきをよくしてくれます。

居敷当てのデメリット

・気温が上がる時期は布が1枚増えるので、その分暑く感じる事があります。

・表地との伸縮率が違う場合は「つれ」に注意が必要。

・仕立て価格が上がる。

〇初夏から夏の薄地木綿、麻のキモノなどはサラッとした風合いが心地いい「紗」の居敷当てをお付けします。

〇通常の木綿やウールのキモノには「ポリエステル平織」の生地をお付けします。